今日もわが子が「思い通りに動かない」理由3つ 「観察」を超えて「監視」することの悪影響 | ぐんぐん伸びる子は何が違うのか? | 東洋経済オンライン

3月 18, 2021
Category: お知らせ

「観察」を超えて「監視」することの悪影響

親の管理からはなれ始めた子どもの「自立への一歩」を補助するために(写真 : タカス/PIXTA)

中1の息子のことで相談です。小学生のときから私が勉強を管理してきましたが、中学に入って本人に任せるようにしたら、宿題も課題もやらなくなってしまいました。そのため塾に入れましたが、塾でも先生にやる気がないと注意されています。それなら塾をやめさせようとすると「やめたくない」と言ってきます。そのような状態なのに、最近はスマホが欲しいと言ってきます。「勉強もしっかりやらないのにスマホはダメ」と言うと、暴言を吐きます。素直な小学生時代とはまったく変わってしまいました。この反抗期をどうしていいかわかりません。何かアドバイスお願いします。

(仮名:井上さん)

小学校時代は親の管理のもとできちんと生活していたのに、中学生になって親が手を放した途端、勉強しなくなってしまった──。毎年、新年度が始まる頃によく受ける相談の1つです。

今回のケースを端的に表現すると、こうなります。

「親が子どもを思いどおりにしようとするところから悲劇が始まる」

なぜか、親は子どもを自分の思いどおりにしようとすることがあります。もちろん、それは悪いことではありません。子どもは知らないことが多いので、親が率先してあれこれと誘導することが必要なときもあるからです。しかし、子どもが小さいときはまだしも、小学校高学年あたりから手に負えなくなることが一般的です。

これを「反抗期」という言葉で表現するようですが、筆者はネガティブな意味に受け取らず、「自立の一歩」と捉えています。今まで反抗したくてもなかなか反抗できない状況だったものが、自我が芽生え、ようやく親の“うざい”指示や命令に反抗できるようになったのです。

これを成長と言わず、反抗期と表現することには違和感を感じます。なぜなら、反抗期という言葉の裏には、「子どもは親の言うことを聞くべき」という考えが前提として潜んでいるからです。この考えがある以上、子どもはますます親の言うことを聞かなくなるでしょう。

そこで、これから、「子どもが親の思いどおりにならない3つの理由」についてお伝えします。それらの理由がわかれば、どのように子どもに対応したらよいかわかるでしょう。

子どもは「あまのじゃく」である

子どもは基本的に「あまのじゃく」であるということを思い起こす必要があるでしょう。つまり、親が言ったこととは逆のことをやるという心理作用です。これまで何度か経験しているのではないでしょうか。筆者はこの心理状態を「作用・反作用の法則」と呼んでいます。

オリジナルサイトはこちら